しとやかな獣

信じていない、昔から何も信じていなかった気がする。 理由は、自分が息をするのと同じ感覚で人に嘘をつく人間だから。簡単だ。 嘘をつくのは気が楽だ。いい人間だって思われるし、そういう様に生きてれば円滑に事が進むし、嘘が本音になりそうな気がするし…

今夜のキスで一生分の事変えてしまいたいよ

散らかしたオモチャを自分で片付けるのが大人、丁寧に元あった場所に戻す事が出来ない時もあるけどそれでも精一杯だったのだから、って自分を甘やかしている。悲しくて苦しくてそれでも心地良くてどうしても一生忘れられないんだろうなって事、簡単に上書き…

頬を撫でるくらいならここを刺して

自分できちんと立とうとしているから生活を立て直そうとしているのだろうと思うけれど、間違いなく世界の誰よりも幸せだった日みたいな朝をこれから私は迎えられるのだろうか、きちんと地に足をつけて歩ける様になるだろうかとかそんな事ばかりを考えている…

それを魔法と呼ぶのなら

いつもと少し違う街の様子で一年がもうすぐ終わるということにやっと気付いて、思い返せば気持ちの面ではめちゃくちゃ目まぐるしくて忙しかったなぁ、って色々を懐かしんでいる。渋谷の街で見た1.2時間程度の触れられる夢と、一人でウルウルしながら心が踊っ…

交わした温もりなんて思い出せないだろう

もう冬本番、って感じの気温でコートを出しました、お気に入りのやつを。冬は寒くて辛い。しかしこたつで食べる雪見だいふくはめちゃくちゃに美味しいし、街中はイルミネーションでキラキラしててうきうきわくわくするし、雪が降ったら手を真っ赤にして遊べ…

脱ぎ捨てた衣服は花びらのように床に散らばる

「終わり」というものについて時々考える。気持ちの終わりだったり、映画や小説の終わりだったり、人生の終わりだったり、1日の終わりだったり、毎日終わりがあるのにどこが終わりかも考えないまま、たいした感動もない様な生活を続けて歳をとる。そして終わ…

美しいままのその花もいつか少しずつ乾いていくことになる

一人では生きてはいけない癖に一人で生きて行こうとしたり、逆らってみたり、心の中の消化出来ない物が堪らなく憎かったり、目まぐるしい変動に疲れながらも自分の中で起こる出来事を少しだけ愛していて誰も踏み込めない所がいいと思っている。とある海外ド…

愛してるという囁きもいつかただの口癖に変わって行くけど

歳をとりました。1年前の私とは何が違うか考えた所、これ以上の悲しみは存在しないという心の拠り所を無くした事以外は何も変わってなくて、嬉しいやら悲しいやら。自分のメンテナンスをしっかりしよう、欲しい物は出来るだけ手に入れよう、いつ死ぬかわかん…

床でもどこでもいいよ

雨のおかげで秋っぽい気候!いえーい!読書しよう!って感じで薄手の秋服を着て散歩がてら本屋に行って、良さげな本を一冊買って好きな曲を口ずさみながら帰宅。 速読とまではいかないけれど本を読むのが早い方だからすぐに読み終えて、内容があんまりないよ…