今夜のキスで一生分の事変えてしまいたいよ

散らかしたオモチャを自分で片付けるのが大人、丁寧に元あった場所に戻す事が出来ない時もあるけどそれでも精一杯だったのだから、って自分を甘やかしている。

悲しくて苦しくてそれでも心地良くてどうしても一生忘れられないんだろうなって事、簡単に上書き出来ちゃうくせに簡単に夜中に思い出すから仕方なくうんうん唸って過ごす。夜の使い方がわからなくて朝になって重たくて仕方ない胃に珈琲を流し混んでとりあえず日中をやり過ごしてみる。
好きな人や好きなものが遠い時は毎日死んでいて、手に届く距離にある時にしか生きた心地がしないなんて、あんまりきちんと生きてない人間の典型の様な気がして、こういう自分の事はあんまり好きじゃない。

離れなきゃ辞めなきゃ、ダメになってしまうって思っていた事から今度こそ離れる決心が出来てよかった。
言いたい事を飲み込んだ分だけの沢山のやるせなさだけは中々消えないけどきちんと前を向けている。
あの二人が出演する映画 一緒に見に行きたかったなぁとか、本当はクリスマスプレゼント、年明けに会った時に渡す筈だったんだよ〜とか最後まで言わずにさよならをしたのは私のないプライドの中の少し残ってるプライド、持っててよかった。
家に忘れたままの私の指輪は海かゴミ箱にでもポイしてくれている事を祈りながら好きだった君の事と好きになったあの人の事を交互に考え
てとりあえずため息をついたりして、人生ってめんどい事ばっかりだね。